vol.083『人生はシネマティック!』ついでに『ワン・デイ』のネタバレもしています
『人生はシネマティック!』あらすじ・解説
戦時中のイギリスを舞台に、映画製作に情熱を傾ける人々を愛とユーモアあふれる視点で描いたヒューマンドラマ。新人脚本家カトリンを『ボヴァリー夫人とパン屋』のジェマ・アータートン、脚本チームのリーダーを『ハンガー・ゲーム』シリーズのサム・クラフリンが演じています。メガホンを取ったのは『17歳の肖像』『ワン・デイ 23年のラブストーリー』のロネ・シェルフィグです。
1940年、第二次世界大戦下のロンドン。秘書カトリンは徴兵されたコピーライターの代わりに書いたコピーがきっかけで情報省映画局の特別顧問バックリーの目に留まり、新作映画の脚本チームに抜擢されます。それはダンケルクの戦いで兵士たちを救った双子の姉妹の物語でした。いざ製作が始まると、英国軍の威信を守りたい政府から横槍が入り、ベテラン俳優ヒリアードの無茶振りや、セリフ棒読みのド素人の出現により、脚本が二転三転。それでもカトリンとバックリーは観客にとって最高の1時間半を提供すべく、ベストを尽くそうとするのですが…というお話です。
vol.082『シャザム!』これではおもちゃが売れません
『シャザム!』感想ポッドキャストを聞く
『シャザム!』あらすじ
見た目は大人でも、中身は子どもという異色ヒーローの活躍を描くアクション映画。14歳の悪ガキ、ビリーは里親のもとを転々とし、幼い頃にはぐれた母親を探していました。新しい里親に預けられたばかりのビリーは、突然魔術師からスーパーパワーを授けられ、スーパーヒーロー「シャザム」に変身できるようになります。ところがビリーの中身はあくまで14歳。同じ里親のもとで暮らすヒーローオタクのフレディと一緒に、大道芸で小銭を稼いだり、Youtubeにスーパーパワーの動画を載せたりと遊んでばかり。そんな彼のスーパーパワーを狙う悪役Dr.シヴァナが現れ…というお話です。DCコミックの人気キャラクターの映画化で、シャザム役はTVシリーズ「CHUCK チャック」のザッカリー・リーバイ、監督は『ライトオフ』『アナベル 死霊人形の誕生』のデビッド・F・サンドバーグです。
収録後コメント
夫:ラストはやはりラモーンズでした
妻:ラストにあのスーパーヒーローも出ます(胸だけ)
しかもタイトルがI don't want to grow upでした。ラモーンズというバンドも演奏技術が未熟で、それが逆に彼らの味になっていたバンド。映画のテーマとリンクしてるんですよね。
Shazam! - End Credits (Ramones - I Don't Want to Grow Up) 1080p
vol.081『マイ・ブックショップ』本もっと読もう
『マイ・ブックショップ』あらすじ
『死ぬまでにしたい10のこと』のイザベル・コイシェ監督が、英ブッカー賞受賞作家ペネロピ・フィッツジェラルドの原作小説を映画化。 1959年のイギリス、海辺の小さな町。戦争未亡人のフローレンスは、それまで一軒も書店がなかった町に亡き夫との夢だった書店を開きます。書店には物珍しさで多くの住民がつめかけ大盛況。フローレンスは40年も邸宅に引きこもっている読書好きの老紳士ブランディッシュと本の受け渡しを通して心を通わせていきます。しかし町の有力者ガマート夫人の嫌がらせにより、次第に経営が立ち行かなくなってしまい…というお話です。
収録後コメント
夫:私はナボコフから
妻:レイ・ブラッドベリから読み始めます
vol.080『バーニング 劇場版』猫のトイレは風通しの良い場所で
なぜ猫のトイレをベッドの下に置くのか、ということについて猫飼いからは批判があがること必至です。
『バーニング 劇場版』あらすじ
韓国を代表する名匠イ・チャンドンの8年ぶりの監督作は、村上春樹の短編小説「納屋を焼く」を大胆に脚色したミステリー。カンヌ国際映画祭では批評家による得点が歴代最高評価を獲得し、国際批評家連盟賞を受賞しています。
小説家志望の青年ジョンスは、偶然再会した幼なじみの女性ヘミと肉体関係を持ち、彼女の旅行中に猫の世話を頼まれます。ヘミはアフリカ旅行で知り合った裕福な青年ベンをジョンスに紹介し、三人の奇妙な三角関係がはじまります。ある日ベンはジョンスにある秘密の趣味を打ち明けます。それは古いビニールハウスを燃やすこと。そしてこの日を界に、ヘミは忽然と姿を消してしまうのですが…というお話です。
収録後コメント
夫:ラストにごちゃごちゃ言いましたが結構よかったと思います
妻:夫も上から目線になってきました
vol.079『天才作家の妻 40年目の真実』続きはWEBで
『天才作家の妻 40年目の真実』あらすじ
人生の終わりに近づいた夫婦の心の機微を残酷にあぶりだした心理サスペンス。世界的な作家ジョゼフ・キャッスルマンと、彼を慎ましく支えてきた完璧な妻ジョーン。長年連れ添ってきた二人の関係は、ノーベル賞受賞の知らせにより揺らぎ始めます。栄光の頂点で浮かれるジョゼフと対照的に、ジョーンは彼を愛しながらも心の底に溜め込んだ複雑な感情が沸き起こるのを抑えられなくなっていきます。誰も想像だにしない夫婦の秘密とは…というお話です。
ジョーンを巧みに演じるのは『危険な情事』『アルバート氏の人生』の大女優グレン・クローズ。本作の演技により第76回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞、第91回アカデミー賞で7度目のノミネートを果たしています。
収録後コメント
夫:コンコルド一度は乗りたかった
妻:観るポイントがやっぱり違うなあと感心しました
vol.078『ビール・ストリートの恋人たち』なにはともあれ安産でよかった
ポッドキャストを聴く
『ビール・ストリートの恋人たち』あらすじ
前作『ムーンライト』でアカデミー賞®作品賞に輝いたバリー・ジェンキンス監督の最新作は、黒人作家ジェイムズ・ボールドウィンの小説を原作とした若きカップルの愛の物語。1970年代のニューヨーク。19歳のティッシュと22歳のファニーは恋人どうし。幼馴染の二人は自然と愛を育み、結婚を夢見ていました。ところがファニーは小さな諍いにより白人警官の怒りを買い、無実の罪で留置場に入れられてしまいます。そしてティッシュは留置場にいるファニーの子供を身ごもっていました。家族や友人たちはファニーを助け出そうと奔走しますが、そこには様々な困難が待ち受けていました。
原作小説こちらです
収録後コメント
夫:コウノドリ読んでると普通に産まれるだけで奇跡だと思います
妻:自宅出産ははらはらしました